ヘナ染めは一度で終わらせる?それとも二度染め?
― 白髪ケアとしてヘナを選ぶ前に知っておきたいこと ―
白髪染めとしてヘナを検討されている方、あるいはすでに始められた方から、最近とても多く寄せられるご質問があります。
それは
「オレンジとダークブラウン(ブラック)を混ぜて、一度で染めることはできませんか?」
というものです。
お気持ちはとてもよくわかります。
一般的なヘアカラーに慣れていると、「二度染め」という工程そのものが少しハードルに感じられますよね。
実際、ヘナを初めて使われる方の多くが、まずここで疑問を持たれます。
一度染めがうまくいかない理由
結論からお伝えすると、
天然のヘナとインディゴのミックスヘナで白髪を落ち着いたブラウン系に染める場合、一度染めでは不十分になることが多いです。
ダークブラウンやブラックと呼ばれるヘナは、主にインディゴ(藍)を含んでいます。
このインディゴは、単体では白髪に定着しにくいという特徴があります。
実際の施術経験からも、白髪の量が40%以上ある方ですと
約7割の方は、ダークブラウンのみの一度染めでは色がほとんど入らない、もしくは希望の色味ではなく(紫がかった色になるなど)
という結果になることが多いです。
一方で、残りの3割ほどの方は、一度染めでも染まるケースがあります。
髪質や白髪の状態による個人差が大きく、「やってみないと分からない」というのが正直なところです。
ですのでシェリオンではヘナを染める前にしっかり相談し
ヘナとインディゴがミックスした一度染めでも染まる場合は1度染めも提案しております。
中には試した結果1度染の方が好きな色味に安定する方もいます
なぜ最初にオレンジが必要なのか
ヘナの基本となるオレンジ(ナチュラルヘナ)は、
白髪にしっかりと色素を定着させる力があります。
このオレンジが下地として入って初めて、
その上からインディゴ系(青系)の色が安定してのるようになります。
つまり、
- 一度目:白髪にオレンジ色を定着させる
- 二度目:色味を調整する(ヘナとインディゴの分量によりブラウンからブラックまで)
という役割分担があるのです。
二度染めは「しっかり染めるため」ではなく、
「仕上がりを整えるため」の工程と考えていただくと、理解しやすいかもしれません。
ケミカルヘナとの違い
「一度でしっかり染まるヘナも見かけますが?」
という声もあります。
それらの多くは、化学染料を含む、いわゆるケミカルヘナです。
化学的な力で発色させるため、誰が使っても一定の色が出やすいという特徴があります。
ただし、
- 頭皮への刺激
- 髪質の変化
- ヘナ本来のトリートメント効果が感じにくい
といった点から、
長く続ける白髪ケアとしては慎重に選びたいところです。
1度染めのミックスヘナには色見本がありません
「最終的にどんな色になりますか?」
というご質問も非常によくいただきます。
ナチュラルヘナはオレンジに染まるのでそこまで違いはありませんので見本としてお渡しできるのと
その後の2度染めも色味が安定するので見本が見せられますが
1度染の場合は明確な色見本が存在しません。
髪の太さ
白髪の量
ダメージの有無
これまでの施術履歴
それらが重なり合って、仕上がりは少しずつ変わります。
だからこそ、
しっかり相談させていただき
ご自身の髪で色の変化を見ながら付き合っていく
それがヘナの醍醐味でもあります。
オレンジ一度染めという選択
実は、オレンジのみの一度染めを続けている方も少なくありません。
染めた直後は明るく感じても、
2~3日かけて酸化し、自然に落ち着いてくるためです。
白髪の量が少ない方や、
自然な変化を楽しめる方には、
この方法が合うことも多いですし
一番トリートメント効果を実感して髪が元気になったというお声をいただきます
オレンジとブラウンを混ぜた場合の注意点
では、
最初からオレンジとダークブラウンを混ぜて使うとどうなるのでしょうか。
多くの場合、
二度染めほど落ち着いた色にはならず、やや明るめの仕上がりになります。
「オレンジより少し暗いかな?」
と感じる程度のことがほとんどです。
安定を求めるなら、やはり二度染め
ナチュラルヘナで自然なブラウン系を目指すのであれば、
オレンジ → 洗い流す → ブラウン系で調整
この流れがもっとも安定します。
二度染めのタイミングについても、
すぐ行う方、数日空ける方、どちらも間違いではありません。
色の変化を見ながら調整することで、
より納得のいく仕上がりになります。
最後に
ヘナは、即効性や便利さを求める染料ではありません。
その代わり、髪や頭皮と向き合いながら、
時間をかけて整えていく白髪ケアです。
一度染めか、二度染めか。
どちらが正解ということではなく、
ご自身の生活や価値観に合った方法を選ぶことが何より大切です。
無理なく、長く続けられること。
それがヘナと上手に付き合う一番の近道なのだと思います。
東京原宿のオーガニックヘナサロン
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